人事異動というクソシステム

サラリーマンの一大イベント、人事異動

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本日3月1日、ぼくの会社ではサラリーマンの宿命である、人事異動がありました。

17時の定時を過ぎていたとはいえ、みんな今やってる仕事を放り出して異動内容が示された紙を取り囲んで、えーとかやだーとか言いながら騒いでました。

もうすぐ会社をやめるぼくはまさに高みの見物(仲間はずれ)状態でした。

 

中には涙を流す人の姿も見えました。その涙の真相は分からないですが、人事異動がその人の心を大きく揺さぶる出来事であったことは間違いない。

 

職種にもよりますが、ある程度の規模の会社になると数年で人事異動があります。ぼくのところではおおむね3年~5年です。

その内容もさまざまで、昇進するだけの場合もあれば、転居を伴う場合もあります。

人事異動というと、サラリーマンの宿命といったような表現をされます。サラリーマンという雇われる立場である以上人事異動は仕方のないもの、というようなとらえ方をされる場合が多いです。

 

人事異動を受け入れる側のサラリーマンからして、はたして人事異動は本当に仕方のないことなのだろうか?

 

ぼくは仕方のないことだとは思わない。むしろクソシステムだと思う。

 

 

要望を聞いてもらえない

会社の表向きなスタンスは、皆さんの要望を聞き、働きがいのある職場にしますよーというものです。会社はいかにもあなたの味方ですよ、というように振舞うわけです。しかし実際に本人の要望が反映される可能性は限りなく低い。サラリーマンなんて、会社のコマでしかないから。異動の理由なんて、上司の気分人手不足ぐらいなもんだろう。ぼくが社長だったとしても、そうするもん。

ぼくの会社には支店が40ほどある。とある先輩は、異動の要望として「A支店以外に配属希望」と申し出た。

しかし、その先輩はあろうことか翌年の異動でA支店への配属を言い渡された。というエピソードがありました。

 

ぼくはこの話を聞いて唖然としました。

なんとA支店以外への配属を希望して、A支店に配属になるという。

何かの手違いか!?

それとも人事部の連中は、日本語が読めないのか!?とさえ思いました。

 

 これは極端な例かもしれませんが、人事異動で本人の要望を聞いてくれることなどほとんどないといっても過言ではない。

受け入れざるを得ない

会社に雇われているという立場上、提案された異動を断ることはできない。

もしかしたら、できるかもしれない。でも、できない。

そんなことをしようものなら、上司のあなたへの評価は急降下だ。それでもいいと思える勇敢かつ優秀なサラリーマンなら別だが、その会社をクビにされたら何もかも失ってしまうごくごく普通のサラリーマンには無理だ。

ある程度空気が読める人は断れないでしょう。ぼくも無理だ。

異動理由が明確でない

体感として思うんですが、その異動理由って不明確すぎませんか?

特に、昇進や人手不足のような理由を除いた場合の勤務先の決定理由についてです。

「数ある支店の中から、なんでおれがそんな遠いとこ行くの!?もっと家から近い支店あるのに」みたいな。通勤時間が20分から1時間になったとしたら、そりゃあ本人にとって大ごとです。なのに、遠い勤務先に行かされる理由がまったく分からない。会社全体にとっても、交通費の支給額が増えるだけだと思うんですけど。

たぶん、勤務先は上司の気分で決まるんだろうな。「あいつは仕事もできないし、愛想もなくて好きになれないから、次は遠いところにしよ」みたいに。

残念なことですが、嫌われる奴は遠くへ飛ばされるというのは実際に起こりうることなのでしょう。それしかわざわざ遠くへ行かされることへの説明ができない。

 

さらに転居まで加わったとしたら、もはや人権侵害のレベル。会社の気分で住む場所まで決められて、それが当たり前と本気で思えるでしょうか。

うちの父は、そこに住みたくてマイホームを建てたのに、東京に無期限で単身赴任し始めてもう7年目。

そんなの絶対に嫌だ。

 

一緒に働く人を選べない

もし、死ぬほど嫌いな上司のもとへ異動が決まったら泣きたくなる気持ちもわかる。

先ほどの涙の理由がそれかどうかはわからないけど。一緒に働く人を選べないというのは、それくらい辛いことだ。

1日のうちで会社の人間と顔を合わせる時間は下手したら、家族より長い。

嫌なヤツと一緒に仕事をすれば、知らず知らずのうちに相当なストレスを受けることになるだろう。

 

 

こんな大事なことを「仕方ないから」といって受け入れるのは間違っている。