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ある日、わが家のお父さんとお母さんは突然いなくなった。

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ぼくはその人たちのもとに生まれたいと思った。

 

 

岡山県の温暖な気候。やさしい風が吹き抜ける、そんな田園地域ののどかな風景。

 

真面目なんだけどお茶目な父親、厳しくもぼくのことを愛してくれる母親。

そんな家庭の長男として、ぼくはこの世に生まれた。

 

ほどなくして、2人の妹にも恵まれ、3人兄弟仲良く一緒に大きくなった。

 

両親ともに普通のサラリーマンではあるものの、立派なマイホームを建て、現在ローンは完済している。クルマも2台所有していて、昔は父のオープンカーでよくドライブに行ったね。

 

父はIT系のサラリーマン。普段から口数が少なくおとなしい性格で、声を張り上げてぼくを叱るなんてことは一度もなかった。どんなときでもぼくの意見を尊重し、応援してくれた。昔流行ったミニ四駆のコースをダンボールで作って一緒に遊んでくれるなど、遊び心も忘れない。

地元の野球チームの監督を務めていたこともあり、よくキャッチボールやバッティング練習もしたね。

 

母は、いつもぼくを厳しく指導してくれた。テレビゲームは絶対に買ってくれなかったし、遊びに行く前に必ず宿題を済ませるようにと毎日声をかけてくれた。

遊びにはほとんどお金を使わないぶん、ぼくの健康や教育に関することには惜しまず投資してくれたね。おいしい手料理は毎日欠かさず作ってくれたし、学校に持っていく弁当に、冷凍食品が入っていたことは一度もない。受験前になると、塾に2つも通わせてくれたね。おかげで大学合格できたよ。

 

 

 

ある日、わが家では、そんな愛する父と母が突然いなくなり、代わりに見知らぬハゲたおっさんがやってきた。

 

 

 

 

ぐらいのレベルでしょ。

会社の人事異動って。

 

 

 

今日、上司が変わりました。